ポルト留学 2日目(移動日2日目)

ポルト留学自体についてはコチラを参照

概要

本日は移動日2日目です。CDG空港から、入国審査と乗り換え手続きを行います。そして、飛行機に乗ってポルトに行き、寮につくまでを書き記します。

パリ --(TAP Portugal)--> ポルト
出発: 8/17, 1:55 PM CEST
到着: 8/17, 3:15 PM WEST
※パリでは9時間の待ち時間

シャルル・ド・ゴール空港(パリ)

空港内(ターミナル2E)にて

シャルル・ド・ゴール空港(以下CDG)は離れた箇所にターミナルが3つあり、その間は無料のバスと鉄道が走っている。後から知ったことだが、バスは入国審査前もしくは出国審査後、鉄道は入国審査後もしくは出国審査前に利用するものらしい。とりあえず、次に乗り換え先のターミナル1に向かうにはどうすればいいか、乗り換えカウンターにて聞く。何気にこの旅程で初めて使う英語だったりするので、不安になりながら質問した。結果、「ああ。それならそこの階段を下りたところにあるバスに乗ればいけるよ。ただ、1時間くらいまってね」とのこと。なんとかなるもんだなーと思いつつ、階段をおりて少し待つ。

とふと、ここで思い出す。あれ、Immigration Controlしなくていいのか、と。不安になり、先ほどの人にもう一度ききにいく。「入国審査うけたいだって?その必要あるの?」とか聞かれた。私はそりゃ受けないといかんでしょと思い「受けたい」と答えた。すると、「まっすぐいけばうけられるよ、その後鉄道に乗ってターミナル1にいけるよ」と教えてくれた。

その人のいうように進んでいったら、確かにその場所はあった。なにやら、遊園地にあるようなテープの仕切りで迷路みたいになっている。事前に調べてきたとおり、EU以外の国の担当者のほうに向かう。さて、ここからが大変だ。下手に答えると入国できない。緊張しつつパスポートを担当者に渡す。

担当者「コンニチハ!!」(日本語)
私「こ、こんにちは…」(日本語)

いきなり、面食らった。ガムを噛みながらテンション高く日本語で挨拶された。「こんにちは」といわれることがあるのは知っていたけど、実際にいわれると戸惑ってしまった。

担当者「ドコマデイクノ?」(日本語)

えぇ!?私は驚愕した。まさか、日本語で入国審査受けるのか!?いやいや、そんなばかな。ありえない。…しかし、せっかく相手が日本語ではなしかけてきたのだからこちらも日本語だよなと思い、少し間をおいてからこう答えた。

私「ポルトガルまで!」(日本語)
担当者「What's!?」

ひどい。。。こいつ何いってんのみたいな顔をされていわれた。せっかく合わせたのに。。。怒りをすこし覚えつつ、こう言いなした。

私「To Portugal.」
担当者「ここのゲートは違う!上だ、上!」(英語)

このゲート違うのかよっと思う前に、「To Portugal.」で行き先が通じたことに驚いた。「ポルトガルまで」と大してかわらんじゃん、確かにイントネーションは違うけどと思うのは日本人だからだろうか。まぁ、ともかくここは違うらしいのでパスポートを受け取ってゲートを探すことにした。

しばらく探してみるとわかったのだけれど、どうやら乗り換え先によって入国審査のゲートが違うらしい。ちなみに、さっきの担当者がいたところはフランスに入国したいひとが通るゲートで、その上の階はイギリスにむかうゲートがあった。でもポルトガル行きのゲートはない。ターミナル2からはポルトガル行きの飛行機は出ていないからであろう。私は、ターミナル1にいけば通らないといけないゲートがあるのだろうという推測をし、もとのバス乗り場に戻った。よくよく考えれば、空港の作り的に入国審査なしで外に出られるわけないだろうし。

ちなみにそんなこんなで歩き回っている途中、ある日本人男性2人組にあった。2回目にあった時、

A 「日本人がいると安心するなー」
B 「日本人はどこでもいるよー」

と話していたのを聞いた。なお、このあとに私と会った日本人はいない…

空港内(ターミナル1)にて

無料バスを使ってターミナル1に移動した。ターミナル1の入り口に入った瞬間、体格のいい人に「May I help you?」と声をかけられ、何か怖くて思わず「No thank you.」と答えてしまった。実際にこの時点ではなかったから、いいんだ。うん。

空港内の掲示板を見てどのゲートに行けばいいか把握した私は、目的のゲートに向かった。途中、入国審査のゲートがあった。他のルートを探してもポルトガル行きのゲートにたどり着くためには、入国審査をとおらなければならない作りになっているらしかった。思っていた通りでよかった。

ということで、先ほどは不発だった入国審査に入る。先ほどと違い、周りにはブラジル人と思われる人が多くいて緊張する。担当者は真剣にチェックしているようだった。自分の番になりパスポートを差し出す。

私「Here's my passport.」
担当者「コンチニハ.」(日本語)

もうだまされないぞ、と思い私は相手の出方を待った。10秒くらい待っていると、唐突にスタンプを押しパスポートを渡してきた。あれ、こんな簡単に入国できるの。滞在期間とか滞在先とか何もきかないの。と疑惑にかられながら、私は「Thank you.」とだけ困惑した表情で言ってゲートをくぐった。その後、何度も入国スタンプをみたが、ちゃんとシェンゲン協定のスタンプだった。うーん、証明書とかもらっておいたけど結局使わなかったな。

搭乗ゲートにて

晴れてパリに入国を認められた私は早く目的の出発ゲートにたどり着こうと何も考えずにゲートに向かった。これがいけなかった。すっかりなれたセキュリティチェックを抜け、いざ出発ゲートの前のいすで待つ。この時点で出発まで7時間くらいあった。どう時間をつぶそうかと考えているうちに、ふと気がついた。「あれ、航空券持ってなくね?」。そういえば、成田-パリ間のチケットしかもらっていなかった。ここで少し焦るが、まだ7時間もあるので落ち着いて状況を考えてみた。そもそもなんで航空券なしに最後のセキュリティチェック通れたのだろうか。もしかしたら、航空券はいらないのかと思い始め、と同じ航空会社のゲートにいる人にきいてみた。

私「航空会社のカウンターはどこ?」
ゲートの人「知らん」
私「じゃあこいつ(e-ticketを見せる)で予約とってんだけどのれるの?」
ゲートの人「あぁ。しかし、このあたりは何もないから退屈だろう。そこでコーヒーでも飲んでな。もし、暇で外に出たいならセキュリティチェックの人にいって外に出してもらいな」

なんか、気遣いまでしてくれるいいゲートの人だった。そのひとがいうことを信じて(コーヒーは飲まなかったけど)、しばらく待ってみた。ただ、なにか不安が残る。他の人にもきいてみようと、まったく別の航空会社のカウンターの人にきいてみた。結果、似たような返事がかえってきた。うーん、航空券いらないのか。。。という気持ちになりしばらく待ってみる。

どうも胸騒ぎが収まらない。やっぱり、乗る航空会社のカウンターで直にきかないと不安だと思い、ゲートの人がいったようにセキュリティチェックの人にいって、外に出ようと思い係の人に声をかけた。でもその人にはうまく伝わらなかったらしく、私がどうやって出るんだ?とゲートの様子を伺っていると後ろから威圧的な気を感じたので振り返ってみた。すると、係とは別の人のフランス人女性が仁王立ちしていた。

フ「What are you doing?」

なんか威圧的だなーと思った。やましいことは何もしてないので、そのまま話した。

「私はチケットをもってない。航空会社のカウンターで確認したい。だから、ここを通りたい」

しかし、相手にうまく伝わっていないようだった。2回繰り返しても伝わらなかったようだ。ここで、急にゲートの人の言葉を思い出して、次のように言ってみた。

「ここには何もないから、外に出たい」

すると、どういうことだろうか。急に威圧的な態度から接客スマイルにかわって、どうぞどうぞとセキュリティチェックを逆走させてくれた。合い言葉か何かか。うーん、何が問題なんだったんだろう(理由は後ほどわかった)。

原因発覚

さて外に出れたので、航空会社のカウンターを探す。しかし、見つかるのは到着ゲートへつながるエスカレーターのみ。これに乗っては戻ってこれないというのは、さきほどの歩き回ったので済みだ。だが、カウンターがどうしても見つからなかった。うーん、杞憂だったのかとしょげながら、さきほどの搭乗ゲートに戻り、もう一度セキュリティチェックを受ける。

担当官「航空券は?」
私「これです(e-ticket見せる)」
担当官「(日付を見て)乗り遅れたの?」
私「あ、いえその日付は成田発の時刻です。これから出発する飛行機に乗ります。これから飛行機があります」
(担当者奥にいって他の人と話し合う)
担当官「君は航空券を手に入れる必要があるね」
担当者「departure levelにいってね。」

な、なんだってー!?杞憂におわらなかった模様。やっぱり、航空券は必要だった。ですよねー。しかし、その時は心にそんな余裕はなかったので、パニクりこの旅程で最も恥ずかしいフレーズをいってしまったのだった。

私「What's departure level?」

一瞬場が凍ったように思えた。担当官はひとこと、「Oh...」というと、私を列から外して紙にフランス語と英語で「departure level」とかいてくれて、「departure level」とは何かを話してくれた。

ここからまっすぐいって一旦exitから出て、エレベータに乗ったら、航空会社のカウンターが並んでいる階があるから〜という説明をしてくれた。ここでその時の私もやっと理解できた。なんとはずかしいことをいったものかと思ったが、それより感謝の気持ちが多く満面の笑みでお礼を言っていた。

というわけで原因がわかったのでさっそく出口に向かう。原因がわかったのがあまりにもうれしくて、担当官に「I'll be back.」とかいおうかなと思ったけど、タイミングを逃していえなかった(言わなくてよかった)。

到着ゲートのExitへ

さっきはあえていかなかったエスカレーターを通り、出口へすすむ。出口を出るともう戻れないので、一応ぐるっと回ってカウンターがないことを確認してから出た。出た瞬間、大人数の外国人が私をみていた。私は一瞬驚いたけど、それぞれが待っていた人じゃないとわかると、みんな視線をそらした。なんか寂しかった。

出発ロビーにて

到着フロアからエレベーターで移動すると、お目当ての航空カウンターが並ぶ出発ロビーに出た。どうやらあと2時間くらい待たないと搭乗手続きはできないようだ。仕方がないので、椅子に座ってまとうかなと思い椅子を探すが、どこも埋まってる。こんなことなら中にまだいればよかったと思った。

なんとか椅子に座れたのでポルトガル語の勉強をしていると、急にとなりに座っていた男の子が立ち上がった。どうしたのかなと視線を向けると、お年寄りに席を譲っていた。日本男児としてここは負けられないと、私も意地を張って席を譲った。

そんな見栄を張っている間に、搭乗手続き時間がきたので手続きにいった。私は乗り換えだったので、クレームタグを見せないといけなかったんだけどそれを忘れていた。この時は相手側が乗り換えだとわかっていたので催促してくれたけど、次は気をつけないといけないなと思った。あと、航空券受け取ってすぐに「あ、このカードにマイレージ加算してください」っていったら無言で処理されたのがちょっと「あれ?」って感じを受けた。最初にいえよって思われたのだろうか。

親切

航空券を受け取ってからは、さっきまでさんざん回った場所に戻ったのであとは特に問題なくすすめた。途中、セキュリティチェックを通るとき、他の人はポールテープをくぐり抜けてショートカットしていっていたんだけど、私は荷物の関係でくぐり抜けられなかったんで地道に進んでいた。当然、後ろにいた人に追い抜かされる。私は別になんとも思ってなかったんだけど、フランス人の女性が「前どうぞ」的なフランス語で列を譲ろうとしていた。それをきいた他の人も私を通してくれて、もともといた列の並び順まで戻ることができた。なんていい人たちなんだと思った。

TAP ポルトガル航空 機内

機内へ

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そんなこんなで機内に入る。AIR FRANCEの時と比べると格段に人が少なかった。どうも、あまり客が乗らない事を見越しているのかあえて席に余裕をもたせているようだ。その余ったスペースで、軽食を準備している模様。席はAIR FRANCEの席よりクッション性がよくいい席だった。ただ、パーソナル画面がないのと、機内誌がちょっとぼろだった。

隣は赤ちゃんをつれた家族ずれだった。乗務員が赤ちゃんを見るなりクッションを用意していて、サービスがいいなぁと感じた。

機内音楽で確かEVAのEDテーマと思われる曲がかかっていた。何か関連があるのだろうか。

緊急着陸時の説明を乗務員が実演してやっていた。AIR FRANCEの時はパーソナル画面で流していたけど、ない場合は実演するらしい。そういえば、国内線で実演していたのを見た記憶がある。ところでこの説明、いっていることがさっぱりわからなかった。なんと、葡->仏でしか説明していない!その後のアナウンスも葡->仏しかなかった。まさか、英語を使えない環境がこんなに早く来るとは。。。私は手荷物のポルトガル語会話集を手に身構えるのであった。

機内食

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言葉はわからなくとも、なんとかなるものでいつのまにか離陸をして機内食の時間になっていた。今回の機内食は、サンドウィッチとサラダフルーツ盛り合わせだった。サンドウィッチは、日本でよくたべるものと違って固めのパンの中にチキンとかチーズとかハーブとかが入っているもので、淡白な味だった。サラダフルーツ盛り合わせは、長旅の疲れをいやすビタミンが豊富だったのかおいしかった。スイカが入っているのを見つけて、そういえば今年初のスイカだなーとか考えていた。

言葉はわからなくとも、なんとかなるとはいったものの、飲み物をきかれたとき大変困った。が、しかし、ひとつだけ飲み物の名前をポルトガルで知っていたので、藁をもつかむ気持ちでこう言ってみた。

「あぐあ みねらる」

キュキュ。コポコポコポ。ミネラルウォーターを差し出されたので、私はこう答えた。

「おぶりがーど」

なんとかなった。私は水をのみながら、ポルトガル語会話集を読む作業に戻った。このままだとまずい!そう感じる体験だった。

着陸まで

食事がおわると、さきほどの志はどこかにいってしまったようで眠くなってきた。いい椅子だったことことと、CDGでは実は10時間飲まずくわずで歩き回っていたので仕方ないと思う。となりの赤ちゃんに迷惑をかけないよう私は1時間半程度の眠りについた。

目が覚めると、着陸しようとしていた。何をいっているのかさっぱりわからないアナウンスがまた流れ始めた。ただ、今回はひとつこのアナウンスからひとつ得られる事があった。

アナウンスの最後には、「おぶりがーだ」 か 「めるしー」といっている。このことから、どうやら「めるしー」とは「ありがとう」という意味らしい

実はこの時までフランス語でありがとうということすら知らなかったのである。CDGを出た後に気づくなんて。。。帰りに使おう。

フランシスコ・サ・カルネイロ空港(ポルト)

到着

無事にポルトに到着した。まずは、大事な大事なキャリーケースを受け取りにターンテーブルへ向かう。ふつうの旅程でもロストバゲージがおこりうる現代で、時間をあけて乗り換えを行った私の荷物はきちんとポルトに着ているのか不安だったが、優秀な航空会社のおかげで無事受け取れた。ありがとう!

荷物を受け取り到着ロビーに進む最後のゲートに緑と赤のゲートがあった。どうやら税関のようだ。税関があることを忘れていたので少しとまどったが、まぁトラベル英会話でいけるだろ、まさかポルトガル語じゃないだろうしと思い気楽に緑のゲートに進んで、お決まりのフレーズを言った。

私「I have nothing to declare.」

すると、担当官はいぶかしげに

担「Where are you from?」

えっ?そんなこときくの?と思いながらこれまた定型文で、

私「I'm from Japan.」

と答えた。すると、ゲートが開いた。うーん、CDGでの入国審査のときも思ったけど日本ってすごいなーと思った。

迎えにきていただいた人に会う

到着ゲートから出ると、ピックアップに来てくれた人が待っていた。軽く挨拶をして市内に向かうため、駅に向かった。駅につくと、彼はポルトガルの交通システムについて説明してくれた。

電車はメトロといい、SuicaのようなAndanteというカードで乗る事ができる。料金はzoneをいくつ超えるかどうかで決まる。ポルトの市内はたくさんのzoneで区分けされている。Andanteは入場する時のみ、カードを黄色のボックスにかざす。かざした時に問題があれば赤いランプがつく。たまに、乗務員にカードの確認をされるのでその時はカードを渡すこと。かざしてから、60分間は
購入した区間はとりほうだいで、その有効期間は市内を走るバスにも乗れる。バスにも同じ黄色のボックスがあるので、それをかざしてのる。ちなみに、Andanteにチャージがないときには、1.45EURを運転手に払って、紙のチケットを受け取ればとることができる(これは、ちなみに旅行者が使う青いカードの話。定期券タイプのゴールドタイプもある)。

という、説明をうけつつ電車で市内に移動した。途中、ピックアップしてもらったお礼にお土産を渡した。お土産は日本の城の絵が小さな額縁に入っている物を差し上げた。それなりに喜んでくれたので、よかった。

ポルト市内

市内についたあとバスで大学近くまで移動した。大学に入ってまず目に入ったのは、木が生い茂っているナイスな庭だった。大学に入り、中を案内してもらった。お菓子マシンやコーヒーマシンがそこらにあり、シャワールームなどもあった。大学のinternational officeの人から封筒が届いていた。中を見てみると、観光パンフレットが詰まっていた。これは、観光しろってことだよね。。。

つぎに大学寮にいって寮の説明を受けて鍵を受け取った。なぜか、二人用の部屋を割り当てられ、電子レンジや食器、冷蔵庫、ソファー、机、クローゼットがあり、ベッドはなぜかダブルサイズだった。トイレや風呂ももちろんついている。どうやら、それらの掃除もしてくれ、さらにタオルやシーツなども洗ってくれるらしい。ホテルみたいだ。日本の家より住みやすい。

一旦荷物をおいて、スーパーマーケットに案内してもらい、水や朝食を買いにいった。ショッピングモールの中にスーパーマーケットはあり、ショッピングモール内にはいくつかレストランもあった。学食が今の期間やっていないのでよく利用する事になるだろうという話をきいた。

寮まで戻り、お礼をいって分かれた。ポルトガル語でお礼をいってみたら、お土産をあげたときより喜んでいたような気がする。うーん、お土産微妙だったかな。。。

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その日はもぅ、とんでもなくつかれたのでシャワーを浴びてすぐ寝た。